医療とお見合い
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今や死語に近くなった感じの「お見合い」という言葉だが、患者さんが初めて医療機関に受診するのは、まさに「お見合い」と同様なのである。

そもそも、お見合いには「身上書」「会ってみる」「おつき合い」の3つの要素があるが、まずは「身上書」によって最低限の情報を得、そして「会ってみる」ことによって、身上書には表れない情報を得る。しかし、一度会っただけで全てがわかるはずも無く、多くは「おつき合い」を重ねてお互いのことを知ることができるのである。

そして、この積み重ねはまさに患者さんが医療機関に受診する経緯、逆に言えば医師(歯科医師)が患者さんの身体と心の病状を把握するプロセスと同じなのである。

まずは「予診表(身上書)」という文書により情報を得、そして「会ってみる(初診・診察)」。単純な病気はまずここまでの段階で診断がつくことが多いですが、中にはこの段階では判断がつかず、何回かの「おつき合い(継続した通院)」によって初めてわかることも多いのである。

医療現場だけではないが、「あの医院はダメだ」と「転院を重ねる」行動も見受けられるが、それはまさに「お見合いにおける、第一印象でお断りする」という行為と同じなのである。おつき合いをして、情報のやりとりを重ねることによってわかり合えることも多いのである。
医師(歯科医師)は常に患者さんに情報を求めています。情報不足では的確な判断ができないのは、医療界にかぎらず世間一般の常識ではないでしょうか?

昨今、「かかりつけ医の勧め」的な表現を時折目にするが、まさに継続した受診によって初めて医師が患者さんのことをわかり得ることも多いのである。
しかし、中には転居などにより、遠方の医療機関に初めて受診するケースもあり得ます。そのときには、今までの経緯などできるだけ多くの情報を医師(歯科医師)の求めに応じて提供できるように、まずは患者さんもご自分の健康カルテ(日記)を作ることから始めてはいかがでしょうか。

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