歯科の定期受診と総医療費
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愛知県の豊田加茂歯科医師会とトヨタ関連部品健康保険組合の調査では、定期的に歯科医院に受診している人の総医療費は、特に高齢化するほど受診していない人に比べて低くなるそうです。歳を境に、定期健48 診をしている人の総医療費が健診をしていない人の医療費を下回り、65 歳では健診をしている人の総医療費が年間 20 万円であるのに対して、健診を受けていない人の総医療費は 35 万円に及ぶそうです。

※ 総医療費: 歯科だけで無く、全ての病気の治療にかかる医療費。

これは、車にたとえるとわかりやすいでしょうか。例えば、新車を購入して 1 回目の車検の 3 年目までは、特に補修をしなくても故障無く元気に車は走る。しかし、その後は定期点検と保守部品のメンテをするのとしないのでは、維持管理費に大きな違いが生じる。それよりも、メンテをしないと安全上に問題をきたしますね。人間の場合には健康に問題をきたすということです。

さて、そこで注意ですが、「定期健診」「定期受診」は似て非なるものです。例えば、内科で定期健診と言うと定期的な健康診断を指し、これは保険医療の給付外となります。
これは歯科でも同様です。それに対して、内科で定期受診という場合には、高血圧や糖尿病などの慢性疾患において定期的に受診して管理されていることを言い、これは保険給付内です。そして、これは歯科でも同様で、歯周病などの治療のために定期的に受診することは保険給付内です。したがって、歯科医院に行って「健診をして下さい」なんて言えば、「健診ですか?保険が効きませんよ。」などと言われかねません。従って、なるべく「健診」という言葉は使わない方がいいですね。

なお、お金をかけずに歯周病の健診だけを受けたいという方もおられると思います。
そういった方は山形県内で行われている、いわゆる節目健診(40 歳の時など)を利用することも良いかもしれません。ただ、この健診のチェックポイントはかなり限定的で、歯周病の疑いが強い場合には保険診療に移行して再度精密な健診が必要となる場合があり、その保険診療は節目健診と同日には行えず、二度手間になる可能性もありますので注意が必要です。

それと、もう一つ。たまに「母子手帳」をお持ちの方が、「歯科健診をしてほしい」と来院される場合があります。この場合も単に健診目的であれば保険給付外となりますので注意が必要ですね。

まぁ、言葉遣いの問題です。そのへんを踏まえて上手に歯科医院に受診しましょう。

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