お口の中のケアの重要性
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 愛知県がんセンター研究所によると、1日に歯みがきを2回以上行う人は1回の人よりも口腔内や食道の癌になる可能性が 3 割低いとの結果が出たようだ。

これは歯みがきによって消化器癌の原因物質であるアセトアルデヒドを作る細菌を減少させることによるようだ。ちなみに1回も磨かない人は2回以上磨く人の 2.5 倍の発癌リスクが認め
られ、これは飲酒や喫煙といった要因に左右されない独立した危険因子として認められるとのことである。

# さて、このような結果が日本固有の要因において認められるのか、それとも世界的に認められることなのかと言うことにも興味がある。例えば、地域によっては歯みがきの習慣が根付いていないところもあるだろうし、そういったところでは発癌率が高いのか?ということだ。しかし、我々は現に日本に住んでいるわけだから、海外のことはさておいて、こういった研究結果が広く関係していることは念頭においた方が良いのだろう。

しかし、こういった統計は学問の一端にしか過ぎません。「歯みがきをすれば、ガンにならず、歯周病や虫歯にもならない」というように短絡的に考えてはいけません。歯みがき以外にも、食生活や規則正しい生活や睡眠、そしてストレスを避けることなど、様々な注意が必要なのです。

ところで、歯みがきと言えば子供に歯ブラシを与える時には注意が必要です。子供の歯みがき中の事故も結構あるそうですから、特に小さいお子さんがおられる家庭では充分に注意しましょう。

# 東京消防庁の「歯磨き中の事故の実態調査」によると、2008 年中に東京都内で 48人が救急搬送され、その 7 割が 1 〜 2 才児であったそうだ。口の中を切る位ならまだいいが、歯が折れたり歯ブラシが突き刺さったりすると大きな事故につながりかねません。幼児はどうしても転んだりするのはつきものですから、周囲の大人が充分に注意を払う必要があります。
以前、割り箸を加えた子供が、誤って割り箸が喉の奥に突き刺さり、それを原因として亡くなったという事例もあります。歯ブラシはともかく、割り箸はレントゲンにも写らないので見過ごすこともあるのでしょう。

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