知覚過敏症
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 最近。といってしばらく前からですが、テレビのコマーシャル(CM)に「しみ止めの薬の入った歯磨剤」がよくみられるようになりました。

 では、どうしてこのようなCMを流すのでしょう。それは売るためですね(笑)。

 ただし、高額な費用をかけてCMを流すわけですからそれに見合った効果が得られないといけません。そのためには「歯がしみる人」が多くいなければなりません。

 そうなんです、「歯がしみる」と感じる人は世の中に沢山存在するんですね。ただ、むし歯やその他の原因でしみる場合、単に歯磨剤で対応して済ますのはいかがかと思います。きちんとむし歯などの治療を行うことが先決です。しかし、こういった原因が明確で無く歯がしみる人がおられます。そして、その数は多いんですね。だから、こういった歯磨剤のCMが成り立つわけです。こういう症状を一般的には「知覚過敏症」といい、その原因は歯ぎしりや口腔感染症など多岐にわたります。

 頭痛の中に偏頭痛があります。これは発熱や脳腫瘍などかくたる原因は無いのにおきる頭痛の一つですが、中には原因にアプローチして治るケースもありますが、医療機関で鎮痛剤を処方されておしまいというケースもあります。知覚過敏症も同様で、原因にアプローチして治るケースもありますが、なかなか治らないケースも多いのです。そういう視点で言えば難病の一つなのかもしれません。

 以前、二十歳代の人が「歯がしみる」と来院しました。それも、口腔内の一部ではなく、全部がしみるというのです。調べて見ましたが、お口の中にはむし歯を始め特に原因と思われるものはありません。よくよく聞くと、はしかにかかって入院していたとのことでそれ以来しみるようになったとのことでした。はしかもこのように大人になってからかかると結構大変です。たぶん、はしかによって体の免疫力が低下してしみやすくなったのでしょう。その患者さんは、何もしなくてもしばらくすると症状は完全に治まりました。こういうこともあるのです。何もしないで様子をみる。これも大事な治療法です。

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