フッ素の利用について
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機.侫蛋任陵用は虫歯の予防に有効な手段です。フッ素は唾液による歯の再石灰化現象を促進します。

その利用法には下記の様な方法があります。

(1)食物からの摂取 お茶や海草類(栄養素としての摂取)。例えば海水中のフッ素濃度は1.3ppm。
(2)歯磨き剤への配合 当院においてはフッ素配合のジェルの御使用をお勧めしています。国内では1000ppm以内と定められており、多くの歯磨き剤のフッ素濃度は950ppm程度のフッ素が配合されていますが通常は表示されていないようです。
(3)うがい薬として(洗口法) (例)ミラノール(商品名)
(4)フッ素イオンスプレー (例)レノビーゴ(商品名) フッ素濃度100ppm
1回に10噴霧してフッ素0.02mg
(5)歯科医院にての塗布  
   

供.侫蛋任琉抒伽(主として中毒毒性について)

  虫歯予防に用いられるフッ化物の中毒量(1回に飲用して軽い中毒を起こす最小量)

     フッ化物応用法   フッ素濃度    用 量         中 毒 量
6才(20kg) 成人(60kg)
飲料水フッ化物添加 1ppm 1.5L/1日 32L 96L
フッ化物配合歯磨剤 1000ppm 0.5g.> 40g 120g
フッ素イオンスプレー 100ppm 0.2ml 400ml 1.2L
フッ化物洗口法(毎日法) 250ppm 7-10ml 160ml 480ml
フッ化物洗口法(週1回法) 900ppm 7-10ml 45ml 135ml
フッ化歯面塗布薬液 9000ppm 2ml> 4.5ml 13.5ml
体重1Kgあたりフッ素2mg

フッ素による齲触抑制効果は10〜20%と言われているが、その反面口腔粘膜からの吸収や、飲み込みによって歯の萌出遅延などの結果が生じることもあると言う報告が有ることも忘れてはならない。特に妊娠中の人は気をつける必要が有るかも知れない。

(参考)

  フッ素(fluorine:F)

 フッ素は常温・常圧では淡黄色で特異臭のある気体です。天然に単体で存在することはありませんが、地殻における存在度は625mg/kgと13番目に多い元素で、種々の元素と結合した形で広く存在し、土壌、水、空気、生物体内のほとんどすべてに含まれています。
 単体(フッ素ガス)およびフッ化ナトリウム、フッ化水素酸などの化合物として、原料用(フロン、フッ素樹脂、木材防腐剤、殺鼠剤など)および半導体のエッチング剤や金属洗浄剤などに用いられます。
 自然水中の濃度は、海水で 1.3・1.4/l、通常の河川水で 0.2/l程度ですが、温泉水や火山地帯の地下水にはかなり高濃度のフッ素が含まれていることがあります。
 フッ素ガスは強い腐食性を持つ刺激物で猛毒ですが、フッ素による急性中毒は事故、自殺などでフッ化物を大量に摂取した場合に限られます。致死量は2.5・5g/人とされています。
 慢性中毒としては、1.5/l以上の濃度の水を飲料水として長期間摂取すると斑状歯(歯のほうろう質に白墨様の斑点が生じ、色素が沈着して暗褐色になる病気)が生じ、さらに摂取量が多いと骨硬化症その他の障害が起こるとされています。しかし、1/l以下程度の濃度であれば害はなく、むしろ虫歯の予防に効果があるとされたため、水道水中にフッ素を添加する試みが行われたこともあります。
 水中への人為的な供給源としては、アルミニウム精錬業、リン酸肥料製造業、ガラス製造業、窯業などから排水として、あるいは大気中に排出されたものが雨に溶けて流入するものがあります。

★ フッ素の利用法による歯質強化メカニズムの違い

(1) 低濃度のフッ素利用(飲料水へのフッ素添加や洗口法)
ハイドロキシアパタイト + フッ素イオン → フロルアパタイト + OH

(2) 高濃度のフッ素利用(フッ化物の歯面塗布)
ハイドロキシアパタイト + フッ素イオン → フッ化カルシウム + 燐酸 +OH
ここで作られたフッ化カルシウムからフッ素が徐放され、エナメル質と反応してフロルアパタイトができる

* エナメル質の主成分は「ハイドロキシアパタイト」である。フッ素の利用により、「ハイドロキシアパタイト」よりも安定した結晶構造の「フルオロアパタイト」ができることによって、、酸に溶けにくくむし歯になりにくい歯質が形成される。


Q フッ素に発ガン性があるか?
A 以前、そのように言われていたことがありますが、その後の研究で発ガン性などは無いことが報告されています。

Q フッ素によるアレルギーはありますか?
A 現在のところ、フッ素によるアレルギーの発生の報告は聞いたことはありません。

Q フッ素による虫歯抑制率は?
A 使い方にもよりますが、約20〜40%といわれています。

Q フッ素の毒性はどのくらいですか?
A フッ素の急性毒性の発現は体重1kgあたりフッ素2mgの量でおきる。


山形市