唾液によるストレスチェック
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■ ストレスチェック制度

労働安全衛生法の改正により、50人以上の従業員を抱える事業所(会社ではない)では2015年12月から、年に1回この検査を行うことが義務づけられました。

参考資料: 厚生労働省

これらは問診で行うようですが、日常的に機械を使ってストレステストを行うことができますのでご紹介しましょう。なかなか、面白いと思います。

■ 唾液アミラーゼモニター

【マニュアル】

# 唾液アミラーゼモニター: 電池1日3回使用で約1年。

・ 測定範囲: 10〜200kU/L
・ 正確性: ±20%以内
・ 再現性: 10%以内
・ 使用条件: 20〜30度
・ 本体保管温度: 5〜40度
・ チップの保管温度: 1〜30度
・ チップの使用期限有り。ラベルに記載。2014/10に購入で期限は2015/07なので、たぶん製造から1年。

# エラー表示
E01: 測定中にチップが抜けた。
E02: 転写完了前にレバーが戻された。
E03: 時間内にシートが引かれなかった。または、唾液の採取量が少ない。
E04: レバーを戻した後に再び上げた。
E30・E31・E32: 製品の故障の可能性。

# 唾液アミラーゼモニターの測定結果の評価
・ 0〜30KU/L: ストレス無し
・ 31〜45KU/L: ストレスやや有り
・ 46〜60KU/L: ストレス有り
・ 61KU/L以上: ストレスかなり有り
・ 200KU/L: 上限
・ kU=kiro Unit=1000単位

# 使用上の注意

・ 食後直ぐに測定すると消化の影響で高い値がでることがあるので、食後1〜2時間後に測定する。

・ 飲み物や、うがい後は唾液が薄まり低い値がでるので、5分以上おいてから。

■ 唾液アミラーゼモニターの文献

・ 唾液アミラーゼ活性(SAA)は、血漿ノルエピネフリン濃度と相関関係がある。つまりストレス値が高まって交感神経が興奮すると唾液アミラーゼ活性が高まる。これを利用したのが唾液アミラーゼモニターである。
・ どちらかというと慢性ストレスより急性ストレスに反応する。

・ 唾液中のアミラーゼが、チップの試験紙に含まれるα-2-クロロ-4-ニトロフェニル-ガラクトピラノシルマルトサイドを加水分解し、2-クロロ-4-ニトロフェノー(CNP)を生成します。生成したCNPによる試験紙の反射光強度変化を本体で測定しアミラーゼ活性値に換算する。

・ ニプロと岩手大学工学部福祉システム工学科との共同研究? 

■ 唾液アミラーゼモニターの使用上の注意【医薬品医療機器総合機構】

 

山形市